世界一速い記憶法 高校生編 夏期コース No.014

いよいよ夏期コース最後までになりました。3週間後に秋期コースが始まります。
先週、センター試験のことを書かしてもらいました。
ところで、センターで結局一番難しい科目は何かご存知でしょうか。

それは国語です。とくに国語1・2と呼ばれているものです。他の科目は、満点がそれなりにいると思いますが、国語の満点は聞いたことがありません。東大合格者でも、センターの国語は60%位だったという話もよく聞きます。

その理由は色々ありますが。まず分野が評論文、小説、古文、漢文と4つに分かれており、その一つでも苦手なものを作っていきますと、学校で国語が相当出来る人でも120点台です。
又、どの分野も1つしか間違えない状態でしたら、すごくできるということですが、1題平均8点ですので、すでにそれでもー32点となります。
ですから、学校や模試で相当出来る人も、ほんの少しだけわからないだけで高得点がとれません。当学院で見る限り、120点台の人も190点台の人も実力はほとんど変わりません。

では、どこでその差がつくのでしょうか。
又、どんな勉強をしたらよいでしょうか。当学院生指導の一部を指導したいと思います。

例年、センターの国語で一番点がとれない分野は古文です。そのセンター古文の読解の必勝法の一つを2週にわたって指導します。例によって、簡単な方法ですが、間違いなく点がとれる読み方です。

では、1993年度 センター国語 第3問(古文)より
次の文章は『今鏡』の一節で、敏捷(びんしょう)な行動で有名な藤原成通に関する話である。これを読んで、後の問いに答えよ。

宮内卿有賢(くないきょうありかた)と聞こえられし人のもとなりける女房に、しのびてよるよる様をやつして通ひ給ひけるを、さぶらひども、「いかなるもののふの、局へ入るにか。」と思ひて、「うかがひて、あしたに出でむを打ち伏せむ。」といひ、したくしあへりければ、女房いみじく思ひ嘆きて、例の日暮れにければおはしたりけるに、泣く泣くこの次第を語りければ、「いといと苦しかるまじきことなり。きと帰り来む。」とて、出で給ひにけり。


今週は、ここまでの問題を解く読解の仕方を書きます。センターの古文に限りませんが、古文の問題を解くには、まず省略されている主語をはっきりさせることです。それができれば、かなりの問題がそれで解けます。

その簡単な方法を指導します。
1:まず、助詞「て」に○をつけて、読むことです。理由は、現代でも「朝、顔を洗って」「歯をみがいて」「食事をして」と「〜て」とつながっている間は、同じ主語です。これは古文から来ていると思います。100%ではありませんが。「〜て」がつながっている間は、同じ主語と思っていいと思います。

2:「を」「に」「ければ」という助詞があれば、90%は主語が変わります。そういう助詞があれば、変わるかもしれないということで、△をつけて読みます。

3:あと、主語になれる名詞が出てきたら、普通主語はそれに代わります。

基本はこれだけです。

では、実際編をやってみましょう。

1行目の「女房に」の「に」に△です。「女房」の主語から、成通に変わります。

次に、「しのびて」の「て」に○。「やつして」の「て」に○です。
「て」がつながっていますので、同じ主語だと思ってよいわけです。
ここで、問題(ア)「やつして」の解釈はどれか。
1:目立たなくて
2:美しくして
3:気にして
4:強そうに見えて
5:だらしなくして
という問題を解くには、主語が同じですから、「しのびて → やつして」ですから、1になるわけです。

次に「給ひ」にも○をつけてください。尊敬語もそれがあれば、登場人物の中で身分が普通は最も高い人と考えられます。

次に、「けるを」の「を」に△。主語が変わります。
成通 → さぶらひども
名詞+(、)は(、)が「が」になります。ここでは「さぶらいどもが」となります。

次、「いかなるもののふ」の名詞+「の」は、「の」が「が」になります。ここでは、「いかなるもののふが」になります。

次に「と思いて」の「て」に○です。「 」の中は「さぶらいどもが思っていた」ことなので、「〜と思ひて」で、又、元の主語に戻ります。
つまり、まだ「て」がつながっており、同じ主語です。

次に「うかがいて」の「て」に○

次に「〜ければ」に△、主語が変わり、「さぶらいども」 → 「女房」に

次に「なげきて」の「て」に○   同じ主語が続く。

次に「日暮にければ」に△  主語が変わる  女房 → 成通
「おはす」という尊敬語がついていますので、成通とはっきりとわかります。

次に「〜けるに」の「に」に△  主語が変わる   成通 → 女房に

次に「〜語りければ」に△  主語が変わる   女房 → 成通
「〜とて」の「て」に○
「給ひ」に○    同じ主語です。


ここまでで、問2が作られています。
問2 傍線部A「いといと苦しかるまじきことなり。きと帰り来む。」の解釈として最も適当なものを、次の1〜5のうちから一つ選べ。

1:私にとってそれほどつらいことではありません。すぐに戻って来てください。
2:私にとって少しも気にならないことです。すぐに戻って来ましょう。
3:あなたを決して困らせるようなことはしません。すぐに戻って来てください。
4:二人の仲は誰にはばかる必要もありません。すぐに戻って来ましょう。
5:二人の仲は決して絶えるようなことはありません。すぐに戻って来るでしょう。

ここで、上記のように読解していれば、「いといと〜」の主語は成通です。選択肢1と3は、主語が「女房」ですから、主語がわかっていれば、すぐ2と4の2つにしぼれます。
「また、すぐに戻って来るでしょう。」は第3者が主語になり違います。

ただ、問題なのは残された2と4の区別です。
模試や普通のセンター用と書かれている問題と本物の選択肢の作り方が違うという主張をしてきたのですが、具体的にはこういうことです。

普通、主語を出して、きちんと読解していけば、答は1つしかありません。
つまり、2か4のどちらかのタイプしかありません。
ところが、センターではいわゆる答が2つあります。この2つを本文に挿入しても、意味的にどちらもおかしくありません、

あえて言えば、両方を入れて
    ↓
「私にとって少しも気にならないことです。二人の仲は誰にはばかる必要はありません。すぐに戻って来ましょう。」ということだと思います。

それをどっちか選べというのが、センターの問題の作り方です。読解ができればできるほど、迷う選択肢の作り方です。こういう作り方は、私の知る限り、センターだけです。

この点で、学校の先生の言う所の、読解力を上げれば点がとれるというのは、「正しくないように思います」
プラス、いつもどっちのタイプが答なのか、何年か分の過去問いからわりだした共通したデータがいると思います。

当学院では、「解き方」と言っているのは、すべてこのデータです。

そこで、このデータだけで50点以上プラスできるものを内密にお教えします。

それは、「直前の文に合わせなさい」ということです。
直前は、「この次第を語りければ」ですから。

「この次第」→ 朝になったら、やっつけてやろうと警護の侍が言っていたこと → と、ありますので → その直前の内容に対しては → 「私にとって、少しも気にならない」が先に受けますので、直前の文の合わし、そして、すぐその直後に受けた方を答に選びます。

基本的にいつもそうです。それゆえ、2の方が答になります。データはマル秘なので、人には教えないでください。

来週はこの続きですが、この主語の見つけ方をしっかり身につけておいてください。

ただし、どの時代の古文も、このようにきちんと決まるわけではありません。80%位しか判別できない時代もあります。ですが、間違いなく戦力になります。

当受講生の方は、4つの分野の80%のデータは、プリントの形でお送りいたします。10月下旬頃までに、残り20%は個人指導以外、指導ができないタイプです。
米子に来てもらう以外、ムリなわけです。

ちなみに、過去190点を越えた当学院生は3人います。
それと、当学院では、本気で800点満点を狙っており、すでに科目別では全教科90%を超えております。当メルマガでも指導している通りやってもらえれば、皆さんの中からもそういう人が出ても、奇跡だとは思いません。頑張ってください。

88%以上とれば、医学部でも東大でも、早稲田をはじめ、大半の私立大学でも合格できます。
仮に3流高校と呼ばれていようが、高校に通ってなくて、大検を通していようが、センターでとれば、合格します。そして、エリート路線まっしぐらです。
時々、当学院のデータを受けに、北海道から飛行機で来てもらっても、医大・薬学部などの国立の医大に入れれば、私立に入るのと比べ、6年で3千万〜5千万の授業料の違いが出ますので、ただより安いかもしれないと思っております。

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